さてさて、予想外にマゴマゴして衛兵交代式の時間になってしまいました。
私達は、昼の12時からの衛兵交代式を見学です!
衛兵交代のセレモニーは、毎年3月29日(青年節)と、9月3日(軍人節)また天候の悪い日以外は毎日開催されています。
陸、空、海軍から選抜された兵士の条件は、高卒以上で犯罪歴がなく、身長175㎝~195㎝、体重65kg±1kg。
選ばれるのはその難関を通過した者のみで、尚且つ厳しい訓練を成し遂げた兵士のみがなれます。
高身長で容姿が良く、優秀、三拍子揃った兵士の行進や交代式はとても魅力的です。
国民革命忠烈祠への行き方は、前回の記事で紹介させて頂きました。
国民革命忠烈祠(こくみんかくめいちゅうれつし)は、辛亥革命を始めとする中華民国建国および革命、中国大陸での日中戦争などにおいて戦没した英霊を祀る祠です。
台湾にはたくさんの忠烈祠があり、台北の国民革命忠烈祠はその中でも一番大きな忠烈祠です。
「忠烈祠」は、国のために活躍した33万人の英霊が祀られている追悼施設です。かつて日本の護国神社があった場所です。1945年の第二次世界対戦終戦後、植民地時代の日本の神道信仰の痕跡をなくすために名称が「護国神社」から「忠烈祠」に改められました。
英霊というのは特に戦死者の霊を敬う言葉なのですが、ここ国民革命忠烈祠には『文烈士祠』と『武烈士祠』があります。
文烈士祠には革命・建国に関わった文化人が祀られており、山田良政が唯一の日本人として祀られています。山田良政は孫文と革命運動を支援した人物で周りの日本人協力者が孫文から離れていく中、良政だけは陸軍通訳としての職を辞してまで革命の支援を続行したそうです。
陸・海・空軍より選抜された兵士が、1時間交代で大門と大殿を各2人ずつで守っている。青い制服の兵士は空軍、白い制服の兵士は海軍、緑の制服の兵士は陸軍にそれぞれ属している。任務に就いたら1時間は微動もできず、まばたきも控えるよう指示される。そのためお世話係が側に控え、衛兵の汗を拭いたり制服のしわを直したりしてくれるシステムになっています。
衛兵交代は1時間毎に行われる。毎時ちょうどになると引率の兵士1人を含む5人(任務に就いていた兵士とこれから就く兵士)で隊列を組んだ儀杖兵が、大門から大殿に向かって銃を背中に背負ってゆっくりと行進を開始する。大殿に到着すると、儀杖兵は任務に就いていた衛兵2名と合流して、殿内の位牌に向かい敬礼をする。その後、銃を交換、またそれを振り回す儀式を行い、次に任務に就く2名を残して、5名で大門に戻って行く。そして、大門に行くと大門守護の任務に就く2人が門の前に行き台の上で任務に就く。セレモニーの所要時間は約20分間。
注意事項
① 喫煙、大声でのおしゃべりは禁止。
②エリア内では脱帽。乱れた服装や飲酒をしている人は、入場を断られることがある。
③写真撮影は自由。衛兵に触ったり話しかけることは禁止。また、隊列の進行を妨害しないよう気を付ける。
「衛兵交代式」は、午前9時から始まります。
大門から5人の兵士が大殿に向かって行進します。背筋を伸ばし、ガチャーン、ガチャンと軍靴を鳴らしながら歩く姿は、圧巻です。
衛兵交代式を見に沢山の観光客でいっぱいになりますが、護衛の係員が付いて警備にあたっています。
衛兵交代式は午前9時から1時間毎に始まります。
最後の交代式は16時40分に始まり17時で終了、衛兵交代にかかる時間は約20分です。
交代式は引率の兵士と交代する兵士が隊列を組んで、大門から大殿に向かって銃剣を手に行進します。
見学開始です!っていうか、始まってた~!!行っちゃってるよ~!
靴音が響く5名の兵士の行進です。走って追いつきました!
真似する観光客が続出です。騒いでないからいいのかな。
石畳にもくっきりと線が出来るくらい、行進が繰り返されているのが分かります。
兵士達の真剣な表情に圧倒されます。軍靴に仕掛けがしてあって、高く上げた足で地面を踏みしめる度に、ガチャン、ガチャン、という金属的な音が静かな空間に響きわたります。
すご~い!!
階段を上がる時も、ガチャン!ガチャン!と足音が響きます。
大殿に到着した儀杖兵隊
上がります。
上がりきりましたよ。
台の上に立っていた衛兵が動き始めました。
銃を高く上げます。
いよいよ、降りますね。
降りた~!大殿に到着した儀杖兵隊は任務に当たっていた衛兵2名と合流し、殿内の位牌に向かって敬礼します。
一連の儀式を終えた後に、次の担当者2名を残し、また5名の隊列を組んで大門へ戻っていきます。
一糸乱れぬ動き!
ビシッ!
すごいです。
交代しました!
銃交換と儀式を行い2名の交代は完了です。
大殿で引き返し門に到着すると門番の任務に就く2人と交代です。
門番が、こちらに来ます。
門番との衛兵交代の儀式です。
控室に帰っていきます。
最後までビシッとしてますね。
入口の門と大殿に2人ずつ立っている儀仗兵さんは瞬きも控えていて、マネキンのようにピクリとも動きません。
精神力も、すごい!!
素晴らしいですね。
私達夫婦は、この交代式の後に故宮博物院(こきゅうはくぶついん)に向かいましたが、でも本当はまだまだ見ておかなくてはいけないものがいっぱいあったみたいです。
歴史ある場所ですしね。
次回の楽しみにとっておきます。
さてさて故宮博物院に行くためタクシーではなくて、節約のためMRT 圓山駅にバスで戻ります。
少し不安な距離を歩いて、先程のバス停の反対側よりちょい先にバス停発見!
ここで~す!!人が待ってる。
バスの時刻表です。圓山駅があるバスに乗ればOKかな。
しかし、ここで困ったことが、バスがガンガンと行っちゃうんです。
あれに乗りたいのに、人が待ってるのに、行ってしまう。
猛スピードで。
スマホを調べると。。。。
バスが近づいてきたら手を上げる!
そうなの~!!知らなかったよ!
少し身を乗り出して手を上げ、バスの運転手さんに乗りたいアピールをします。
くれぐれも、車にひかれないように。
タクシーみたいですね。
ようやくバスを止めることが出来ました。
あらい運転のバス。怖かった~!!
駅に帰って来ましたよ。
次の記事に続きます。