熊野三山へと続く熊野古道の宿場町として、古くから栄えた和歌山県の湯浅町。
醤油発祥の地としても有名なこの町では、江戸~明治時代の風情を感じさせる建物が軒を連ね、趣のある町並みを歩きながら、歴史に思いを馳せることができます。
湯浅町は、紀伊半島西部にある広さ20平方キロメートルほどの町。
入江の奥に位置するこの町は、海路の便が良かったこともあり、古くから物流の中心地として栄えてきたほか、1800年代初頭にはなんと92軒もの醤油屋が営業していたという醤油醸造の町としても有名です。
ここには、平成18年に文部科学省から「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されたエリアがあり、いまでも江戸~明治時代の面影を残したままになっています。
近年では、醤油醸造の歴史に触れ、時代を感じられるその町並みが、観光スポットとしても注目されています。
保存地区へ行く前に観光駐車場に車をいれました。
何やら気になります。
津波救命艇でした。
保存地区の散歩に行きたいと思います。
北の町老人憩の家
江戸末期頃に建築された町家で、『岡正』という屋号の酒屋でした。
現在は町並み散策の休憩案内所として改修されています。
・開館時間:午前10時~午後4時
・休館日:水曜日、年末年始
(水曜日が祝日の場合はその翌日)
時刻は17時過ぎなので、もう閉まっていました。
タイムスリップをしたみたい。
津浦家(旧内伝うちでん麹店)
醤油や金山寺味噌の製造に欠かせない原料である麹の製造販売業を営んでいた。
魚屋さんかな。
北町茶屋 いっぷく
11時~18時半まで。
タバコ屋さん
甚風呂
幕末から昭和の終わりまで営業していた銭湯です。
個性的な外観と建物内部を保存・復元し、古民具などを展示して歴史民俗資料館として公開しています。
・開館時間:午前10時~午後4時
(平日正午から1時まで閉館)
・休館日:水曜日、年末年始
(水曜日が祝日の場合はその翌日)
小路に建つ銭湯の戎湯は、早い時間帯には早朝に漁に出る漁民たちが、次に仕事を終えた醤油屋の使用人が、最後は家庭を支える女衆が利用した。
地域住民の憩いの場として「甚風呂」の愛称で親しまれた。
17時過ぎなので、閉まってました。
迷い込んでしまったかのような不思議な感覚です。
立石茶屋
熊野道について
かつての熊野への参詣道は、江戸時代には街道として整備され、巡礼者や醤油問屋の商人など多くの旅人が行き交った。
「紀伊国名所図会」にも描かれている立石(たていし)と呼ばれる道標が、今も往来を見守っている。
下にある小さな石が、当時の名残の石だと思います。
こちらですね。
再訪するときは、16時前に行けるようにしたいです。