東京大学医科学研究所は、伝染病研究所(伝研)として1892年(明治25年)に設立されました。
伝研は、設立当初から半世紀以上にわたり、我が国の伝染病研究の中心として活躍しました。ワクチン、抗血清など細菌学的製剤の最大の製造所として、また、伝染病に対する医師・衛生行政関係者の教育、細菌学的製剤の検定・認可も担当するなど、伝染病研究・医療のあらゆる面に関与しました。
表門は白金台駅から徒歩0分、目黒通りに面しています。
入ります。
東京大学医科学研究所 創立125周年・改組50周年
東京大学 医科研病院の看板
案内図です。
表門からすぐの左手にある煉瓦造風の新しい建物が、近代医学記念館でした。
施設名:東京大学 医科学研究所 近代医科学記念館
開館時間:10:00~13:00、14:00~17:00
休館日:
- 日曜日、第3土曜日(変更になる場合もあります。)
- 年末年始(12月28日~1月4日)
- その他臨時に休館することがありますのでお問い合わせください。
住所:〒108-8639 東京都港区白金台 4-6-1
電話番号:03-5449-5470(直通)
入館料:無料
初代所長は北里柴三郎で、当時最大の医療課題だった伝染病(感染症)克服のために、福沢諭吉らが資金を提供し北里博士を所長に招いて創立された。
病原体に対するワクチンを国内で初めて製造したほか、抗血清薬など細菌学的製剤の国内最大の製造所となった。
現在は研究所病院も擁する先端医療研究所となり、ゲノム医療、細胞・遺伝子治療等の開発・研究も行っている。
伝染病研究所から医科学研究所に至るまでの歴史の流れの中で、如何に難病と戦って来たかを資料をまじえて紹介しています。
椅子やテーブルがあり座れます。
展示です。
北里柴三郎は、ベルリン大学でコッホに師事し、ペスト菌や破傷風の治療法を発見した「日本の細菌学の父」であり、第1回ノーベル生理学賞・医学書の最終候補にまで選ばれた。
伝染病研究所が1914年に内務省から文部省に移管され東京大学に合併される際、移管に反対して所長を辞任。同年に私費で北里研究所を設立している。
治療用の抗毒素血清製造には馬が使われていたみたいです。
近代医科学記念館は、伝研時代の厩舎を模したレンガ風の建物。
無料で楽しめました!