台湾総統府(旧台湾総督府)の見学終了後に、中正紀念堂に歩いて行きました。
距離的にも歩けましたよ!
MRTで行く場合は、メトロ淡水線、信義線の中正紀念堂駅5番出口下車すぐです。
住所:台北市中山南路21号
営業時間 :9:00-18:00
中華民国初代総統の蒋介石(しょうかいせき)は、台湾の歴史を語る上で欠かせない人物です。
中正紀念堂(ちゅうせいきねんどう ・ ジョンジェンジーニエンタン)は台湾を統治する中華民国の初代総統である蒋介石が1975年に死去した際、国民の哀悼の意を表すため、政府によって建設された紀念堂です。
蒋介石の生誕から90年にあたる1976年10月31日に起工式が催され、1980年3月31日に完成しました。
同年1980年蒋介石の命日である4月4日に完成式が行われ、翌日の4月5日には一般公開されました。
中正紀念堂の『中正』は蒋介石の本名です。
実は蒋介石という名前は通り名で本当の名前は蒋中正らしいです。
白亜の建物が特徴的で高さはなんと70メートル。
目の前に広がる25万メートルの自由広場は、台北の人々の憩いの場としても利用されています。
広場敷地内には音楽ホールと劇場も建ってあり、見どころもたくさんあるみたいです。
入り口の自由廣場門(自由広場門)です。
『自由廣場』と書かれた文字は元々、『大中至正』だったらしいです。
2007年の台湾正名運動(呼び名を中華民国から台湾に変更してもらおうという運動)の影響で現在の自由廣場に変更されています。
『大中至正』の意味は「大いなる中華は正しくある」蒋中正の中と正にちなんで掲げられていたようです。
本堂へと向かう道の両脇には国家戯劇院(劇場)と国家音楽庁(コンサートホール)があるみたいです。
正面の建物が中正紀念堂の中央本堂です。
中正紀念堂の屋根は八角形になっており、中華民国では国父と呼ばれる孫文が唱えた八徳「忠、孝、仁、愛、信、義、和、平」を象徴しています。また、人の字が合わさって天に達するように見えるようにもなっていて「天と人が一つになる」という意味も込められているみたいです。
日本の狛犬に似ている。
本堂への階段は、蒋介石の享年に基づいて作られており、蒋介石像前の階段の数を足すと89段になっているみたいです。
中に入ると蒋介石の席座像が置かれています。
高さは6.3mあるみたいです。
背後の壁に書かれた「科学」、「民主」、「倫理」は蒋介石の政治理念で三民主義の本質というものです。
天井には中華民国の国章である太陽(青天白日)が描かれています。
衛兵交代が見られる時間帯は毎日9時~17時。
衛兵は1時間ずつ交代で蒋介石像を護衛、交代し控室に戻った衛兵は2時間の休憩後に再登場します。
蒋介石の銅像前で行われる衛兵の交代式の時間は9:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00、17:00です。
交代式の時間になると、カメラを構えた観光客が多くやってくるので、ベストショットを収めたいという場合には15分前くらいには場所取りをしておくのがいいと思います。
ちなみに衛兵は台湾の陸軍・海軍・空軍から半年ごとに順番で選抜されているみたいです。衛兵の制服の色によって見分ける事が可能で、陸軍は緑、空軍は青、海軍は白(冬期のみ紺)です。
始まりました~!
ピシッ!
暑い中でも、一糸乱れぬ動き。
館内には、ギャラリーや図書聴覚室もあるので、時間に余裕があり、歴史に興味のある方にはぜひ!
お土産屋さんや、郵便局も入っていました。
私達夫婦は、行かなかったのですが、自由廣場の南西に位置する入口、大孝門。
そのすぐ脇の回廊には足つぼロードと呼ばれる『健康歩道』があり、全長は100mあり、よほど健康でないと痛くて渡りきることは不可能と言われている歩道があるみたいです。
時間に余裕のある方は、ぜひ!
さてさて、次はランチを食べに行きます~!!