九份から車で5~10分行くとあるのが、金瓜石と呼ばれるエリアです。
金瓜石はかつて日本統治時代の1930年代に金脈が発見されゴールドラッシュに沸いた地域です。
ここに黄金博物館があります。
黄金博物館は、19世紀に金の採掘で栄えた金瓜石金鉱山の記念館です。
ここも日本人がそこまで多くない場所みたい。
ここでは、下記の③の部分についての記事を書きたいと思っております。
①十分
②十三層遺跡(現在入口は封鎖するため展望台から観賞)
③黄金博物館及び金鉱トンネルの見学(黄金博物館入場料込)
④九份夜景鑑賞
住所:新北市瑞芳區金瓜石金光路8號
アクセス:
台湾鉄道瑞芳駅からバス約20分
※MRT忠孝復興駅1番出口近くの基隆客運バス停から、瑞芳、九分経由金瓜石行きの乗車し、金瓜石園區で下車。または、台湾鉄道瑞芳駅前から金瓜石行きのバスに乗車し、金瓜石園區で下車。
営業時間:月~金 9:30-17:00(チケット販売16:30まで)
土日 9:30-18:00(チケット販売17:30まで)
電話:02-2496-2800
定休日:毎月第1月曜(祝日の場合は翌日に振替)、旧暦の大晦日と1/1
料金:80元(12歳以下の子供は無料)
(黃金館、四連棟、環境館、煉金樓、金水特展室の4館共通券)
体験チケット:坑道見学50元、砂金採り100元
ホームページ:http://www.gep-jp.ntpc.gov.tw/
ここは、地域一体型博物館の理念に基づいて設立された博物館らしく、エリア内すべてに歴史がギュッと詰まってます。エリア内は、黄金博物館、本山五鉱、錬金楼、環境館、太子賓館、生活美学体験坊などに分かれています。
時間がある方は、ゆっくり回ると面白いと思います。
ガイドさんと一緒に車から降りました。
ドライバーさんは、また別の場所で待っててくれるみたいです。
このバスは、何だろ?
昔のバスかな。
生活美学体験坊(四連棟)
日本統治時代は、日本人職員の宿舎だったみたいです。
歴史的建造物として1回の入場者数の制限をかけながら保護に努めているみたいです。ここの見学は、いつも人が多いらしく、すごい待つかも。と言われていましたが、意外にすぐに入れました。
生活美学体験坊は4棟が連なる日本式建築の宿舎だったもので、1930年代に建てられたみたいです。戦後は、台湾金属鉱業会社の上級職員の社宅となっていたのを、整備し開放したみたいです。当時の木材も使用しながら2005年修復工事を終え、2007年に正式開放となったみたいです。
懐かしい感じのする居間。田舎のおばあちゃん家って、こんな感じだったなぁ。
昔は、手洗いで洗濯してたんですよね~。
昔は、胸が小さくペタンコの女性を洗濯板みたいだ。って言われてたみたいですが、今の子達、通用しないよね~。私も洗濯板だな。これか~!!
防空壕の入口です。戦時中は、やはり必要だったんですね。
木馬。小さい子供が遊んでたら、可愛いだろうなぁ~。
当時ここには約20人の職員が暮らしていたみたいです。統治時代が終わってからは台湾人が生活していたので、寝室のベッドなどはその時のものみたいです。
一通り見て、また外へ。レンガにTRって書いてあります。
環境館は昔、台湾金属鉱業会社や台湾電力会社の事務所だったみたいです。
現在、館内は主に金瓜石の生態、文化環境および地質鉱物の特色といった内容を紹介しているみたいです。写真等なくて、ごめんなさい。
日本っぽいです。
廃墟的な家屋
中に入る気はしませんね。
ここにも家屋があったみたいです。
金鉱で使われたトロッコの線路跡です。
こうゆうところでも歩いていいのが、いいですね。
トロッコ出てきた!これに乗って記念撮影もOK!!
本山五坑
黄金館は台湾金属鉱業公司が事務所として建てた建物らしいです。
マスコットかしら。
1階展示室では金瓜石の金鉱脈の発見の歴史や坑道の模型、作業員の人形などが展示されています。2階は、黄金がテーマで、黄金の特徴、金と生命との関連や精巧な黄金のアートを展示しています。
ここの博物館の目玉ともいえるのが、世界で2番目に大きな金塊に触れることができることです。重さは220.3kgらしいです。
1番大きいのは、日本の静岡県の土肥金山郷土資料館にある250kgの金塊らしいです。
ここの記念撮影は、長蛇の列でした。
金魂の土台には、金の時価が表示されています。
その日の金魂のレートの金額になるみたいです。
本山五鉱 鉱山の坑道に行きました。ここは、保険費用など50元が必要です。
地下に空気を送るための大きな送風機が設置されています。
金瓜石が採鉱をしていた全盛期、全部で9本もの金、銅を採鉱する坑道を切り開いたみたいです。本山五坑はその中でも保存状態の完全な鉱山坑道口で、入口の70メートルを整備し、新たに110メートルの新坑道を掘り、見学客が中に入って、鉱夫の当時の作業の様子を実際に体験してもらえるようにしたみたいです。
ヘルメットをかぶり、安全の宣言書に記入したら、当時の鉱石運搬軌道に沿って、赤レンガの坑道に入っていきます。
記念撮影している方々。
中は暗いです。日本の施設のように整備された感じはなく、当時の様子をほんとに再現している感じが満載です!
中は、常に気温は18度くらいだそうです。
坑道脇には作業員の人形や当時の電動トラム、爆発を再現した音響効果などもあります。
上から湧き水?も垂れてきます。歩きやすい靴で行きましょう。
最後のボディーチェックの様子。
口の中に、金を隠してないかどうか等をチェックしているみたいです。
金を飲み込んで出ていく労働者達もいたみたいです。
金を盗ませないたために、当時の労働者達の給料は、とにかく高かったみたいです。
命懸けの仕事ですしね。
坑道の横の山道を登っていくと黄金神社があるみたいです。
私達は、暑さでバテていたのでかなり距離がある階段を上がって神社に行く元気がなくて、行けませんでした。元気がある人は、せっかくの機会なので、ぜひ!!!
金瓜石太子賓館
日本統治時代に建てられた「太子賓館」は2棟あり、1棟は平渓郷の菁桐にあり、もう1棟はここ金瓜石にあります。
これは当時、来台視察にいらっしゃる皇太子(昭和天皇)を接待するために、日本鉱業株式会社によって建てられました。
金瓜石の太子賓館が建てられたのは大正11年(1922年)らしいです。
裏庭には弓道場やゴルフ練習場も設けられたみたいです。
さすがに、室内には入れません。
日本式庭園
金水茶房。
喫茶店かな。外だから、暑そうかなぁ。あつい。。。。。
この食堂になった建物は2階建てで金水特展室と呼ばれ、もともとはコンクリート建築で、台湾金属鉱業公司時代に電話交換室として使用されていたみたいです。
しかし、この後、まだまだ観光する場所もあったので私達は、食べずに。。。
食べればよかったかなぁ。
食べ終わった後には金属製弁当箱と弁当箱を包んでいた館内図をイラストしたランチョンクロス、お箸はお持ち帰りができるみたいです。