東京・横浜グルメ散歩日記

~東京・横浜のグルメ散策ブログ~

台湾旅行⑰【3泊4日】2日目 十三層遺跡➡陰陽海➡黄金瀑布を見学しに行って来た!!

十分から車で15分ほど車を走らせて、次は、十三層遺跡へ!

なかなか日本人が行かないスポットだし、楽しみです!

 

①十分

②十三層遺跡(現在入口は封鎖するため展望台から観賞)

③黄金博物館及び金鉱トンネルの見学(黄金博物館入場料込)

九份夜景鑑賞

台北101

 

ここは、明治41年(1905年)に開発された金瓜石の鉱山から産出された、金や銅や硫黄等の金取り、 選別、冶金、精錬までの流れはすべてここで行い、当時の製錬作業の大事拠点でした。

十三層遺址は1933年に日本人によって建てられた鉱山工場です。

 

1890年に鉄道橋工事のとき偶然発見された砂金をきっかけに、九份や金瓜石で金鉱が発見されました。

1895年に日本が台湾の統治者になると、明治の実業家だった田中長兵衛の田中組が採掘権を与えられ、金だけでなく銀や銅も産出できることが判明しました。

1923年、第一次世界大戦後の不況で田中組は水湳洞の銅製錬所を閉鎖。

1925年、新興実業家の後宮信太郎の金瓜石鉱山株式会社に経営権が継承。

1933年、久原房之助日本鉱業後宮信太郎から金瓜石鉱山を買収。

この年、のちに「十三層遺跡」と呼ばれる精錬所の建物が完成します。

以前はこの段々が18層分あったらしいのですが、廃墟となって現在は最上部のみが原型を留めている状態です。

当時は、金、銀、銅の採取・選別・冶金・精錬のすべてをここで行っていた一大製錬所だったとのこと。

1935年には1年に粗鉱量100万tを処理する「東洋一の大鉱山」として、その名を轟かせました。

最盛期を迎えた金瓜石は住民15000人を数えましたが、日本鉱業が同地域の地下をくまなく掘り尽くしたため、太平洋戦争末期には鉱山の業績は下がり始め、ついに1943年には金の生産を中止。翌1944年には銅の生産も中止しました。

戦後、日本が台湾から撤退した後も、中華民国政府が金瓜石を没収して1955年に鉱山の操業を復活。

しかし、次第に鉱脈は尽きて1985年に廃業を決定し、1987年に閉山。

昔は段々に13層あったのですがほとんどが倒壊し今は最上部の建物のみ残っています。工場もそのまま放置されてしまったため今でも土壌汚染や有害物質が進んでおり立ち入り禁止となっています。(え??いいのかな?)
わずか30年前くらいに閉められた施設なんですけれど、都度重なる台風の被害等でこのような景観となったみたいですね。

 

少し遠くから写真をパシャリ。これが見たかった!!

おぉ~!!宮崎駿監督の世界を思わせますね『天空の城ラピュタ』!!

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十三層遺跡(十三層遺址)は、現地の人たちから天空之城と呼ばれているみたいです。

当時は段々畑のように13層に渡って建物があったのだそうですが、ほとんどが倒壊し今は最上部の建物のみ残っています。

金鉱山の精錬所だった水南洞選煉廠跡。つまり鉱山廃墟です。 

 

階段を登った先にある展望台からの景色です。

特に展望台からは廃墟が段々に13層になっている様子がを見ることが出来ます。

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廃墟って感じですね。

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山肌には「長仁坑排煙管」と呼ばれる長さ2キロメートル、内口径2メートルの世界最長といわれる煙突が山頂に向かって這うように伸びているのを見ることが出来ます。これは、精錬で発生した有害な煙を逃がすためのものだそう。

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独特の雰囲気がありますね。

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海の色が黄金と青色に混じる「陰陽海」です。

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水湳洞の「陰陽海」は天然鉱物によってできた自然現象です。

半分黄金色、半分真っ青な海水です。

金瓜石山間部の渓流の水が集まって海に流れ込むため、水中の鉱物成分の含有量が高く、それが長年にわたって河口に半分黄金色で、半分真っ青な変わった景観を作り出しているみたいです。

こんなに素晴らしい景色なのに、日本人が少ないのもグー!!!

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車で廃墟の近くまで移動しました~!!

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昔は、この廃墟の下に入って記念撮影をすることができたみたいです。

昔ってゆっても、去年くらいにこのフェンスが出来たみたいですよ。

怖くて、下に入りたくないですけどね。。。。

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ドローンを飛ばそうとしている人がいました。

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ドローンだと、綺麗に撮影できそうですね。

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塀も趣ありますね。当時のまま残しているみたいです。

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民宿があるんですよね。十三層民宿。

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十三層遺跡の跡地を、こうやって撮影することも出来ます。

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日本では、なかなか見れない景観です。

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立入禁止です。
有毒ガスが発生しているみたいです。入ったら、まずいでしょうね。

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う~ん。怖い。

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向こうに光が見えます。

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趣あります~。ありすぎです。

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また、車に乗ります。

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ウネウネしてます。

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次は、黄金瀑布に向かいます。
滝というよりも渓流ですが、このエリアの多雨により雨水が鉱脈の表層にしみこみ、黄鉄鉱や硫ヒ銅鉱と接触して、酸化還元反応と鉄の触媒作用により、オレンジがかった色の酸性の水になって伏流水となり、ここで湧き出し流れ、こんな景観になっているそうです。(いいのかな?汚染?)

結構人が来ていました。大道芸人のような方もいらっしゃいました。
でも、日本語は聞こえて来ませんでした。

まだまだ日本人に知られていない場所があるんですね~。

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カラダに悪い成分が含まれているから手足はつけない方がいいみたいですよ。

気を付けて下さいね。

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手とかつけたくなっちゃうけど、きっと後悔することになるんでしょうね。

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お時間ある方は、ぜひ行ってみて下さいね。

見る価値ありますよ。

記念撮影をして、次に向かいます!

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次は、 ③黄金博物館及び金鉱トンネルの見学(黄金博物館入場料込) の記事を書きたいと思います。

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